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お知らせ
Agile Japan 2024 Satellite TechnoProject を開催しました
2025年3月26日(水)、当社にて Agile Japan 2024 の企業サテライトイベント「Agile Japan 2024 Satellite TechnoProject」を開催しました。以下に、イベントの様子や参加者の声を掲載します。
Agile Japan 2024 Satellite TechnoProject 開催レポート
生成AIが急速に広がる中で、業務の効率化や新たな価値創造の可能性が期待される一方で、仕事の奪取や人間関係の希薄化も懸念されています。技術もアジャイルも、誰かの「生きる」をより良くするために活用されるべきだと考えています。この考えをもとに、参加者が学び合い、それぞれの現場が少しでも良くなる機会をつくるために、Agile Japan の企業サテライトイベントを開催しました。各セッションを通じて、参加者とともに「人間中心のあり方」について学び、交流する場となりました。
開催に至った経緯
鹿嶋康由(カッシー)さんをゲストスピーカーとしてお迎えしました。当社の松本が「Agile Japan サテライト 愛媛」(2025年1月25日開催)に参加した際、鹿嶋さんの情熱的な講演を聞き、その具体的な事例やアプローチに感銘を受けました。「鹿嶋さんの情熱を社内にも届け、アジャイルへの理解と浸透を促進したい」という思いから、開催を発起しました。鹿嶋さんには松江に来ていただくことを快諾していただき、心より感謝しています。社内の有志で実行委員会を立ち上げ、自律的に企画運営を進めることで、私たちのアジャイルな姿勢が広がる第一歩になったと感じています。
イベント概要
- 開催日: 2025年3月26日(水)
- 場所: 株式会社テクノプロジェクト本社
- 参加者数: 53名 (経営層、マネジメント層、エンジニア等、幅広く参加)
- セッション内容:
- 特別講演 『スイスに学ぶ、人間中心のアジャイル実践』 鹿嶋康由 氏
- Agile Japan 2024 セッション動画視聴
- 社内事例発表 『ステークホルダーが笑顔になれる開発』 和泉湧也 氏、壽山知也 氏、笠作龍 氏
- Management 3.0 体験ワークショップ 『明日から使える!チーム幸福度向上の実践ツール』 鹿嶋康由 氏
特別講演 『スイスに学ぶ、人間中心のアジャイル実践』
VUCA時代において、競合相手が異業種から急速に現れる中、従来の考え方ややり方では太刀打ちできないという危機感を、鹿嶋さんの実体験を通じて強く感じました。具体的な語りは非常に引き込まれ、参加者に深い印象を与えました。
スイスでは週休3日制が導入され、そのうちの1日が「緩く働く日」とされています。この日を利用することで、自己研鑽や価値探索、人との繋がりが促進され、結果として競争力を高めることが可能になると強調されました。参加者は、週休3日の本当の意味を理解し、アジャイルになることの意義や、働き方がもたらす幸福感について新たに考えるきっかけを得ました。
スイスでは週休3日制が導入され、そのうちの1日が「緩く働く日」とされています。この日を利用することで、自己研鑽や価値探索、人との繋がりが促進され、結果として競争力を高めることが可能になると強調されました。参加者は、週休3日の本当の意味を理解し、アジャイルになることの意義や、働き方がもたらす幸福感について新たに考えるきっかけを得ました。
社内事例発表 『ステークホルダーが笑顔になれる開発』
アジャイル開発に触れてから1年足らずの若手3人による発表では、ステークホルダーとの効果的なコミュニケーション方法や協力関係を築くための具体的なアプローチが紹介されました。三者三様の手法がわかりやすくまとめられ、参加者にとって参考になる内容でした。発表を通じて、アジャイル開発の実践者が社内に存在することを実感し、今後の取り組みへの期待が高まりました。
Management 3.0 体験ワークショップ 『明日から使える!チーム幸福度向上の実践ツール』
チームの幸福度を向上させるための処方箋として、ムービングモチベーターズなどの Management 3.0 のプラクティスを体験しました。鹿嶋さんが掲げていた「教えない教え方」というコンセプトが非常に印象的で、自身の業務で実際に活用できる工夫が各所に施されていました。ワークショップの参加者からは、「このアイデアを自分の組織でも試してみたい!」といったワクワクした声が多数上がりました。参加者の心にアジャイルの火が灯った瞬間でした。
イベントをふりかえって
本イベントの参加者アンケートでは多くの好評をいただき、5段階評価による満足度調査では、イベント全体で平均4.5ポイントという非常に高い結果となりました。特にワークショップでは、回答者全員が「4」以上と評価し、そのうち最高評価の「5」は73%にもなりました。
アンケートでは、以下のようなポジティブな声が寄せられました。
- アジャイルの進め方ではなく、“なぜアジャイルが重要なのか”に焦点が当てられており、終始関心を持って聞くことができた。
- 開発手法の一つとして捉えていたが、その根本的な考え方に触れることで認識が大きく変わった。
- 実践的なアプローチや処方箋も多く得られ、日々の業務にすぐに活かせそう。
本イベントを通じて、アジャイルに対する関心と実践意欲の高さを実感しました。今後も継続的に学びと交流を深める機会を設け、具体的な取り組みを通じて、誰かの「生きる」をより良くすることにつなげていきます。
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